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COLUMN

交通広告の進化

マス広告に匹敵する交通広告

電車やバスなどの交通機関の車内、車体、そして駅や停留所など多くの人が利用する交通関連施設に掲載する広告を「交通広告」といいます。 一日数万、あるいは数十万人の目に触れる交通広告は、テレビや新聞などのマス広告に匹敵する広告到達効果が期待できます。たとえば1日30万人が利用する駅に、利用者の10%が目にするであろう広告を30日掲載したとすると、

30万人×10%×30日=90万人

90万人もの延べ人数がこの広告を目にすることになります。もちろん乗降客の何%がターゲット含有率となるのか、広告到達率は何%かといった細かな計算も必要ですが、交通広告が「多くの人に繰り返し見られる広告」であることに間違いありません。そして多くの場合、交通広告の投資規模はマス広告よりもかなり小さいので交通機関利用者層がターゲットであるならば、CPM(Cost per Mile=1000人あたりの広告費用)を抑える効果的な広告にしやすいのです。

交通広告はあらゆるスペースで告知

私たちになじみの深い交通広告としては社内の中吊り広告や駅貼りポスターなどを連想しやすいと思いますが、駅構内ではその他にも自動改札ステッカー、ホームに立った時線路の向こうに見える電飾ボード、多くの駅に設置が進んでいるホームドアに告知するホームドアシート、エスカレーターや駅のコンコースなどを移動中に次々と目に入る柱巻広告、階段広告、そして改札前などの床に貼られる床広告などあらゆるスペースでの告知が可能となっています。 電車内でもドア上、窓上、ドア横などにポスターが張られ、つり革広告やステッカーなどもよく見かけるのではないでしょうか。このようにあらゆるスペースを活用し、広告の内容にもっとも適切な掲示手法が選択できるのが交通広告の強みです。 また特に電車内は閉鎖的な場所で広告に接触する時間が長いため、強制視認力が高いという特長があります。

デジタルサイネージについて

山手線をはじめ、都心を走る私鉄や地下鉄の車内でテレビのようなディスプレイを見かけることが多くなってきました。これは「デジタルサイネージ(電子看板)」と呼ばれるメディアのひとつで、特定の映像を記録しておいて繰り返し再生させたり、あるいはテレビと同様にリアルタイムで情報を発信することもできるようになっています。 従来の交通広告のほとんどが紙媒体による静止画だったのに対し、デジタルサイネージでは次々と新しい広告や情報を掲載できること、動画によって注目度の向上が期待できることなどさまざまな新しい特徴があります。 また、交通広告を代表する中吊り広告に対しても「電子ペーパー」と呼ばれる紙状のディスプレイを採用することによってデジタルサイネージ化が可能になる見通しで、現在大日本印刷(DNP)が実証実験を行っています。

ますます魅力的になる交通広告

日本の交通広告のはじまりは、明治11年に鉄道の車内に掲示された「乗り物酔い止め薬」の広告だったといいます。それから140年近く、交通広告は常に私たちの身の回りにある身近な情報収集手段となっています。 今回ご紹介したように、交通広告は広告表現スペースの多様化やデジタル技術の進化など、現在も著しい進歩を遂げています。携帯電話やスマートフォンの普及により、電車内などで交通広告を見る人が減るのでは…と心配されたこともありましたが、実際には交通広告をきっかけにより深い情報がネット検索されるなど、交通広告の重要性は衰えるばかりかますますその価値を高めています。

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