ラジオCМの効果について
ラジオという媒体の特性
ラジオには、テレビと比較して下記のような特性の違いがあります。まずこの違いをご理解いただいた上で、「ラジオ広告ならではのメリット」や「効果的なラジオCM」についてご説明させていただきます。
1.耳と耳との「ながら族」はいない
テレビを見ながら家事をしたりネットサーフィンをしたりと「テレビから目がお留守」になっていることは日常的にあるが、「ラジオを聴きながらテレビを見る」「ラジオを聴きながらCDを聴く」という人はいない。何かをしながらでも耳はラジオに向いている状態が普通である。
2.CM中にチャンネルを変えられることが少ない
テレビの場合、CM中にチャンネルを変えられることはよくある。しかしもともと「ながら聴取」が中心であるラジオはCM中に他の番組にチューニングされるということは極めて少ない。
3.リスナーの想像力を喚起させられる
たとえば「ラジオドラマ」というジャンルが成立しているように、ラジオは「音だけで情報を伝える」ため、リスナーの想像力を喚起させる力が強い。
4.放送エリアが限られているため、生活に密着した情報を伝えやすい
ラジオは放送エリアが狭くコマーシャル出稿料が安いため「駅前のスーパーがご町内を対象にタイムセールのお知らせをする」といったピンポイントのCMも成立する。
5.特定のターゲットに対し、集中的にコマーシャルを刷り込むことができる
ラジオリスナーは生活習慣の中にラジオを取り込んでいるケースが多い。またラジオ局や番組によってリスナーのターゲットがセグメントされている。つまり特定の曜日・時間帯に同じ番組をずっと聴いているリスナーが多い。このためラジオCMは狙ったターゲットに絞って届けやすい・同じ人に繰り返し同じCMを刷り込みしやすい、といった特性を持っている。
6.パーソナリティーへの感情移入度が高い
ラジオ番組はパーソナリティーの声と音楽を中心に進行されるので、パーソナリティーの「喋り」に意識を集中している時間が長くなる。このためパーソナリティーに対して感情移入度が高く親近感を持つ傾向が強い。
上記のような点から、ラジオはテレビに比べて「狭く深い」広告媒体であるといえるでしょう。また、インターネットやスマートフォンの進歩により、「スマートフォンアプリでラジオを聴いている場合、画面に広告や曲情報、番組情報など好きな画像を表示できる」などの新しい手法も開発されています。リスナーからのフィードバックやリクエストも以前はハガキや電話・ファックスに限られましたが、現在は電子メールが中心でしょう。このような手軽さやリアルタイム性もよりラジオコンテンツを便利でスピーディにしています。ムサシノ広告社では、これらのラジオの特性を活かした広告制作を数多く手掛けています。またラジオの地域密着性や機動性を活かし、テレビCM、雑誌などのメディア、交通広告や街頭広告との連携によるメディアミックス戦略なども積極的にご提案させていただいています。
ラジオCМの成功事例について
ラジオの「生コマ」を活用
「生コマ」とは、ラジオ番組内のコーナーでパーソナリティー本人に商品やサービスの紹介をしていただく広告手法です。(インフォマーシャルとも呼ばれます) 番組のコンセプトと合致し、パーソナリティーのキャラクターを活かせるような商品・サービスであれば非常に効果的です。 一般にラジオ番組はテレビ番組に比べて固定ファンが多く、とりわけメインパーソナリティーへの支持が強いという特徴があります。メインパーソナリティーが褒めた商品/サービスはリスナーにとって「太鼓判を押している」ようなものでしょう。 弊社が最近扱った「生コマ」でも、クライアント様のWebサイトにアクセスを集中させることに成功しました。